教材によく出てくる言葉を、まとめて確認しておきましょう
「かんじのおてほん」やレッスンの中では、時どき「音読み」「部首」といった言葉が、当たり前のように出てきます。学校で国語を教わった経験がある方には馴染みのある言葉でも、そうでない方にとっては、説明もなく出てくると少し戸惑うかもしれません。ここでは、そうした言葉をいくつかまとめて、簡単にご紹介しておきます。全部を覚えていただく必要はまったくありません。お子さんの教材を見ていて「あれ、これ何だったかな」と思ったときに、このページに戻ってきていただければ十分です。
一つの漢字には、たいてい2種類以上の読み方があります。「音読み」は、その漢字が日本に伝わってきたときの、中国語の発音をもとにした読み方です。「訓読み」は、もともと日本にあった言葉の意味に、その漢字を当てはめた読み方です。
「山」という漢字は、音読みでは「サン」(富士山、火山)、訓読みでは「やま」(山登り、山道)と読みます。
「かんじのおてほん」の各ページには、この2つの読み方を並べて載せています。どちらも大切な読み方なので、両方に目を通していただければと思います。
漢字は、いくつかの部品の組み合わせでできています。その中でも、意味の上でその漢字の「なかま」を示す部分を「部首」と呼びます。「ことばブリッジ」の教材では、お子さんに分かりやすいよう「なかまを表すマーク」という言い方をしています。
「詩」「話」「読」には、共通して「言(ごんべん)」という部分があります。これは、これらの漢字がどれも「ことば」に関係する意味を持っていることを示しています。
2つの言葉がつながって1つの言葉になるとき、後ろの言葉の最初の音が、濁った音に変わることがあります。これを「連濁」と呼びます。お子さんが「あれ、読み方が違う」と感じたときは、たいてい読み間違いではなく、この連濁が起きているだけです。
「葉」は一字では「は」と読みますが、「落ち葉」「言葉」になると「ば」に変わります。
連濁が起きるかどうかにははっきりした規則があるわけではなく、言葉ごとに決まっています。お子さんが読み方の違いに気づいたときは、「間違えたね」ではなく、「言葉がつながると、音が変わることがあるんだよ」と伝えていただけると、お子さんも安心できると思います。
ここでご紹介した言葉は、いずれも「知っていなければ子どもを手伝えない」というものではありません。読み方や部首の名前を知らなくても、お子さんの隣で一緒にページを眺め、「これ、どういう意味だろうね」と話しかけていただくことの方が、ずっと大切です。この用語集は、あくまでその会話を、少しだけ助けるための道具だと考えていただければと思います。